狭心症 〜その肩の痛み もしかしたら心臓病かもしれません〜

狭心症狭心症とは心臓に栄養を送る血管である冠動脈が動脈硬化によって狭くなってしまい、心臓に必要な栄養を送ることができなくなった状態です。

栄養が足りなくなった心臓は様々な悲鳴をあげます。典型的なのは『胸が痛い』です。胸が痛いと言っても『チクチク』や『ズキンズキン』ではありません。

『胸全体が締め付けられる、押し付けられる、圧迫される』ような感覚です。その悲鳴は、心臓が頑張るとき、つまり階段や坂道を昇ったり、冬の雪かきをしたときなど、心拍数が上がるときに起こります。

ですが休んでいれば心拍数は下がり、じきに治まります。そのため『痛みが治ったから受診しなかった』とおっしゃる方がたくさんおられます。こうして心臓の悲鳴は届かないのです。

また、胸の症状として現れてくれればまだ良いのですが、心臓の痛みを送る神経が他の臓器と繋がっているため、その悲鳴は時に『肩が痛い』、『顎や奥歯が痛い』、『胃が痛い』、『背中が痛い』などの症状として現れることがあります。

このような悲鳴は誤解され、整形外科、歯科、消化器内科を受診することになります。

以前は狭心症の検査は運動しなければできなかったり、入院して『心臓カテーテル』という細い管を、手や足の血管を通して心臓まで持っていかなければ診断ができなかったのですが、現在では心臓に特化した『冠動脈CT』にて、外来で比較的容易にCT検査で診断ができるようになりました。

死に至ることもある恐ろしい病『狭心症』。その悲鳴にいち早く気づき検査を受けてください。いつでも当院にご相談ください。